椅子は最小の建築物である。

「椅子は最小の建築物である」

椅子をデザインすることは、屈強な建物の構造計算に通じるところがあり、しばしば「椅子は最小の建築物」と言われることがあります。 

確かに、家での食事をダイニングテーブルでされる方の多くは、最低でも朝と夜、1日2回は椅子に座り、そしてその時には、その都度数十キロの負荷がかかり、押したり、引いたり、引きづったりと、椅子の毎日は過酷です。

 また、最近では食事だけでなく、子供の宿題をする時や、テレワークでも、スマホを見たりと、椅子で過ごす時間は以前より長くなってきています。

そう考えると、椅子には座り心地にプラスして、強い強度が求められ、長く使えるようにするには緻密な構造の計算も必要になりますので、建築物というのも納得ですね。

 家具を作る工場の多くでは、ちゃんとした強度の椅子を作るのは結構大変で、ましてや一般的にお求め安い価格でつくろとすると非常に苦労するのだと、と言う話を聞いたことがあります。

 普段何気なく座っている椅子ですが、改めて考えると椅子って奥深いです。

 

 ちなみに当店ではお客様に椅子のお話をするときには、飛騨地方で作られる「飛騨の椅子」をお勧めしています。

特に店舗で人気の商品をご紹介致しますと、こちらのチェアになります。

高山ウッドワークスのSC3K キャプテンチェアです。

詳しくご覧になりたい方はこちらから。

SC3K・キャプテンチェア | Interior Design VENUS Online Shop (kagu-shop-venus.com)

 

1999年に日本を代表するデザイナー岩倉榮利氏によりリ・デザインされたこちらのチェアは、心地よく背中にフィットする「曲げ木」を使った背もたれと、座った時にお尻が痛くなったり、すべりにくくするための「ザグリ加工」と呼ばれる技術が用いられるなど飛騨の家具職人の技がつまった商品です。

※飛騨の家具の特徴ともいえる「曲木」加工。

※お尻にフィットするように加工される座ぐり加工。

本当に掛け心地のいい椅子ですので、長時間座っても疲れにくく、食後にゆっくりとくつろいだり、読書をしたりするのにも最適で、特に背中を柔らかくサポートしてくれる掛け心地は女性ににも人気です。

もちろんしっかりとした構造になっているので、耐久性にも優れ世代を超えて愛される続ける椅子になること思います。

当店が自信を持ってお勧めするチェアです。